沖縄料理のとっておきのお店としてご紹介したいのが、首里城を見渡す高台にある『八重山料理 譚亭』です。
沖縄料理と聞いてまづ思い浮かぶのは、ゴーヤチャンプル、ジーマミ豆腐、スーチカの炙り・・・
これらの一般的に知られているお料理のほとんどは、台所からうまれた家庭料理が中心です。
その昔琉球王国時代、中国からの特使をもてなすために、首里城の龍譚池に舟を浮かべ
、接待するための料理人がいました。
そして八重山諸島にも、駐在する琉球王国のお役人が客人をもてなすための、洗礼された特別な料理がありました。
その八重山料理を、首里城にほど近い地で現在によみがえらせたのが、宮城礼子さんの『譚亭』です。
琉球王国時代のお料理とは、こんなに豊かで、美しく、おいしいものだったのかと、貴方の沖縄料理への価値観を一変させてしまうかもしれないお店です。
沖縄では、食はクスイムン(薬物)と言われますが、この言葉に作り手の愛情を感じます。
那覇空港からお車で20分ほど。
お食事の後には「クスイナタン」と言ってみてください。
ごちそう様の意味ですが、つくってくれた方へ「薬になりました」という感謝を込めた言葉でもあります。
八重山料理 譚亭
那覇市首里赤平2-40-1
tel 098-884-6193