沖縄には初めて耳にするような言葉が多くありますが、実はそれらの沖縄の言葉の数々は、日本の古語を今に伝える重要な手がかりとなると言われています。
例えば、日本語で「神様に手をあわせなさい」とか「ご先祖に手を合わせましょう」にあたる沖縄の言葉は「ウートート」といいます。
ウーは拝む、古くは おろがむ と言われた日本語の原語にあたり、トートは、日本語で言うと、とても尊いという言葉の原語です。
トートーメ
沖縄で、トートーメというのは尊いご先祖の魂を意味したり、月を意味したりする言葉です。
「私たちは亡くなると、月に帰り、子孫を見守る存在となる」という古くからの死生観を今に伝えているもの。
備瀬から眺める月の美しさは格別で、月明かりというものがこれほど神々しいものかと息を飲みます。
青白い月明かりが、湖面のように穏やかな備瀬の静かな入り江に一筋の月の道を引く風景は、まるで月に帰る道を想わせます。
因みに 我が家の子犬の名前は トート と言います 🐶